ズビラボとは、図工・美術(図美=ズビ)を研究する場(Lab=ラボ)です。
図工の楽しさと、美術の感性を通して、創作する喜びを共有する機会を提供します。
ここで言う「ズビ」は、様々なモノやコトを結びつけ発展させるメデュウム(媒介剤)
としての「図工・美術」を意味し、「ラボ」は研究所を意味する英語(Laboratory)の
Lab(ラボ)から、表現して自分の力にする「学び考える場」を意味しています。
そこでは、「教える⇄習う」の関係ではなく、「学び合う」ことで成長する関わり
を目標とします。もちろん、持てる知識や技術を効果的に示しながらの指導が基本
にはなりますが、作品の制作や創作に関しては、各自が持つ感性を引き出し、表現
し合いながら、自らを高めていくことが目標となります。
これは、「おとな」も「こども」も同じです。
「こどもズビラボ」(こズラ)は、図工の楽しさを基本とした、自由な絵画造形活動を
通して、創作して伝える力を養います。
「おとなズビラボ」(おズラ)は、絵本の創作を通して、自分らしい作品を創る思考と、
それをわかりやすく伝えていく技術を育てていきます。
また、「こどもズビラボ」と「おとなズビラボ」のメンバーは、自作品の読み聞かせ
(おとな)や、作品プレゼン(こども)などで相互に関わり合い、「絵本作品への子
どもの反応」「おとなに自身の作品をアピールする機会」を得ることができます。
これも「学び合う」場としての、ズビラボの特徴のひとつです。
おとなも、こどもも、創作・表現することで、自分の内側を、静かに、そして楽しみ
ながら鍛える時間と機会が「ズビラボ」です。
私たちは、そんな場を提供し、創作する心と行動を応援し支え合います。
そして、ズビラボは、創作するプロの技術もベースにします。
まず、ズビラボは3カ所でスタート。
鎌倉の、「ズビラボKAMAKURA」は、ミノオカ図工計画が主体で。
東京の、「ズビラボMEGURO」は、建築事務所のミハデザインとのコラボで。
神戸の、「ズビラボKOBE」は、IT系コワーキングスペース・ニルキューブとのコラボ。
いずれも、インストラクションとファシリテーションはミノオカが担当しますが、
それぞれの場が持つプロの技術や知識も加わって、各地独自のプログラムが発展して
いきます。
同時に、それぞれの参加者が、同じズビラボ・メンバーズとして、それぞれの特徴を
生かしながら、学び刺激し合う機会も生まれます。
素朴な感性や考えを大切にしながら、ひとりでは育たない創作の力を高め合う場に
なることを、期待し、目指しています。
(ミノオカ)
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