2015年9月28日月曜日

ズビラボ神戸(9/19)「おズラ」の様子

こんにちは、ズビラボです!

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*はじめての方は、まず
総合案内所のページへどうぞ。
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さて、なかなか過去の様子がUP
できないので、気を取り直して(?)
先日の神戸の様子、「こズラ」に
続いて「おズラ」も先に。

9月19日(日)の午後4時すぎ。

今回こそ、多くの参加者が来てほしい!
と渾身のスペシャルプログラム
「絵本と紙芝居」で挑みます。



参加者は3名。
初回から熱心に参加してくれているメンバー
です。嬉しいですね。

広げているのは宿題の「絵地図」。
素晴らしい完成度です。
絵地図は、物語を伴って活きてくる
表現で絵本と似ている要素がとても多い
創作物。絵巻物に通じる要素もあります。

絵本創作を目指す人は、とかく「絵本」
だけに目を向けがちですが、絵地図や紙芝居
などの根っこが似ている創作と向かい合うの
も大事なのにな、と思っています。

という考えの基づいた宿題と、
今回のテーマなのでした。



さて、始まりは
ミノオカの絵本・紙芝居・マンガ論。

現代日本における、この3つのジャンルの
比較は、個人的にも非常に興味があり、研究と
考察を重ねている分野でもあります。
もちろん、創作活動が主なんですが、自分が
やっていることを客観的に思考することは
大事なことだと思っています。

この後、紙芝居を数本演じ、また同じ原作の
絵本と紙芝居を比べてみたり、と実演と講義
の時間続きます。
最年少の中学生参加者は、良く寝てました(笑)。



そして、簡単な紙芝居を作って上演。
小さな紙芝居なので、舞台からチョロリと
覗いている様子が楽しいですね。

今回は「〜の体操」というテーマで創ったので、
観客役は皆、体操してます。
演じ手と観客が一体化した、イイ風景です。

さすが熱心な3名、それぞれに面白さのツボを
しっかり押さえた、楽しい作品が完成。
みんなシッカリ演じましたよ。

そして、今回の最大の収穫。



最後に、出版されている興味深い紙芝居作品を
参加者に演じてもらったのですが、
写真の彼女の演技と声が素晴らしいのです!

終了後のスタッフとのミーティングでも、
彼女の紙芝居を演じる才能には驚きと絶賛
の声があがるほどでした。

彼女はデビュー間近の絵本作家の卵なのですが、
こんな素晴らしい才能を見せられると嬉しくな
ってしまいますよね。
ぜひ、絵本と共に紙芝居作品も創って、演じて
ほしいと思います。

絵本や紙芝居は、関わる人を幸せにする創作物
だな、と改めて実感した時間となりました。
彼女にはもちろん、今回の参加者には深く感謝。

この後は、お約束のお茶とお菓子でリラックス
して、今回は、おしまい。



さて、残念ながら、この回でズビラボ神戸の
「おズラ」(おとな絵本創作研究室)は
終了です。

いろんな方に、できれば普段あまり創作活動に
関わらなくなってしまった(でも関心はある)
おとなに、「絵本づくり」というキーワードを
通して創る楽しさを味わってほしい。そして、
ミノオカの創作仕事の現在を公開しながら、
絵本を創作していく方々と併走しながら学び
合いたい、という想いで始めた神戸の「おズラ」
でした。

「教える」というスタンスがあまり好きでは
なく、だから「先生」と呼ばれるのは嬉しく
ないミノオカなのですが、そんな姿勢が初めて
の方々には馴染みにくかったのかもしれません。

神戸での全3回は、良い内容を提供できたと
思っていますが、それを受けてもらえない
ことは創作者の自分にとっては辛いことです。
ズビラボもまた、創作のひとつですからね。

また、自ら企画している関係上、参加者の
少なさは収益に直接影響することでもあるので、
運営上の支障が生じます。なので、スタッフと
協議の上で早い段階での方向転換を決断
しました。

これから参加を予定されていた方には、
大変申し訳ありません。
また、新たな機会が生まれることを期待
します。

ーー
今後、ですが、

神戸「おズラ」は新規参加者は募集せずに、
熱心に参加してくれている少人数のメンバー
ゼミ形式で関西での活動を続けていきます。

目黒「おズラ」も大きく内容変更し、ゴールの
ある作品作りを3回程度のスパンで行います。
(→「10月の目黒「おズラ」はミニ絵本づくり
を参照。)

鎌倉「おズラ」は、これまで通り、参加者に
寄り添いながら、絵本創りを学び合っていきます。

こどもたちの「こズラ」は、いままで通り。

いずれも、楽しい時間を提供していきます。

ーー
それぞれのズビラボで、お待ちしています!



2015年9月27日日曜日

ズビラボ神戸(9/19)「こズラ」の様子

こんにちは、ズビラボです!

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*はじめての方は、まず
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さて、なかなか過去の様子がUP
できないので、気を取り直して(?)
先日の神戸の様子を先に。

まずは「こズラ」(こども美術教室)
の様子から。
9月19日(土)の午後1時15分。



今回も定員ほぼ一杯の11名の
子どもたちが元気にやってきました。

さあ、はじまりはじまり!



まずは紙芝居の上演からスタート。

子ども達、真剣に見入っていますね。
そして、今回のテーマの説明。
もちろん、紙芝居と連動してますよ。



まずは、方眼紙で「四角い箱」を作っていきます。
実はコレは自分。
子ども達は「?」ながら、ハサミでジョキジョキ。
さあ、出来上がったら、箱になった自分を持って
旅に出発!



そして、行った先は隣の部屋(笑)。
今回は、なんと2部屋貸し切りの贅沢版です。

目の前には、こんな風景が。
ここに、箱になった自分が歩く道を創って
いきます。



まず子どもたちが始めたのが、隣の子との
道のつなぎ方。
どこでどうつなげるかは、結構重要な課題
のようです。実はこれ、意外な展開でした。

自分のテリトリーと他者との接点は、大人が
思った以上に気になる事なんですね。
ふむふむ。



こちらでも、あっ、その後ろでも、「接点」の
交渉が行われていますね。
このような、異年齢の中でのゆるやかな共同作業
ができるのも、ズビラボの良いところです。



もちろん、自分のテリトリーの中でも様々な
試みが行われてました。
この子は、色紙を直接並べてみたら、その間が
道になることを発見。「自分の方法」が見つかると
勢いがつきます。




この子は、ビリビリ破いた色紙をモザイクのように
道に並べています。どんどん色で埋まっていく道の
美しさと楽しさ! 表情が見せられないのが残念。

最初はちょっと戸惑っていた子どもたちも、
だんだんエンジンがかかってきます。


絵の上の寝ころがって、どんどん道を創っていってますね。
それぞれの場所に意味があって、聞くと丁寧に解説して
くれます。とても物語性の豊かな絵地図になっています。

立体の家を作る子。
橋を作って3次元の道を構築する子。
いろんな道が、あっという間に出来上がっていきます。

「さあ、そろそろ時間だよ〜」と言っても、
「まだまだ、ず〜とやる!」と動いてくれません(笑)。



少し時間はオーバーしましたが、この後みんなで
全体を鑑賞、そしてお菓子の時間です。
ここでも、紙芝居を上演し、区切りをつけて
今回は、おしまい。

奈良から、キッズインストラクターのゲロゲロおじさん
も助っ人にやって来てくれました。感謝感激。

ーーー

次回のズビラボ神戸は、11月28日(土)です。
翌29日(日)の昼には、新企画の「やズラ」
(おやこ美術あそび)も始まりますよ。

興味のある方は、ぜひぜひ参加してくださいね。

お待ちしています!

(ミノオカ)

10月のズビラボ目黒(おズラ)はミニ絵本づくり

こんにちは、ズビラボです!

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10月4日(日)はズビラボ目黒です。

今回のズビラボ目黒の「おズラ」
(おとな絵本創作研究室)
は、全3回のスペシャルプログラム
「クリスマスプレゼントとして
好きな人に贈るミニ絵本」を作ります。



こんな感じの、手のひらサイズ



中身は、透明水彩絵具で描いていきます。

使用する絵具はウインザー&ニュートン
の透明水彩絵具。
紙はワトソン水彩紙、バルサ木材を使用した
ハードカバーな仕上げ。

10月11月12月の全3回
絵本づくりの基礎を学びながら、
透明水彩絵具の技法にチャレンジして、
好きな人にプレゼントする「本」を作り上げていく、
クリエイティブで楽しいプログラムです。

ーー
まず1回目(10/4)は、
透明水彩絵具の技法を確かめながら、
プランを練ります。



もちろん、絵本つくりの基礎も少々。

ーー
そして2回目(11月)は、
中身を描いていきます。
基本は、モノのフォルムを活かしながら、
透明水彩の楽しみのひとつである「にじみ」
技法を使って創作していきます。



もちろん中身は自由ですから、
それぞれで好きなモチーフで描けますよ。

ここでは、絵本の物語性のレクチャーも
加えていきます。

ーー
そしていよいよ3回目(12月)は、
本の形に仕上げていきます。



タイトルを付けたり、帯を作ったり、
プレゼントする「本」として整えていきます。

好きな布を貼ってみたり、ブックケースを
作ってみたりしても良いですね。

対象(好きな人)
目的(クリスマスプレゼント)
がしっかりした、世界に一冊だけの
素敵な絵本が出来上がりますよ。

ーー

透明水彩や絵本つくりが初めての方でも大丈夫。
大事なのは「やってみよう」の好奇心です。

画材・材料一式はこちらで全て用意しますので、
手ぶらで気楽に参加していただけます。
(*今回は参加費に加えて材料費1000円が必要です)

ただし、内容は濃密なので、全3回すべてに参加
できるのが条件です。
(11月は8日(日)、12月は6日(日)の予定です)

「ズビラボにちょっと興味がある」
「一度絵本を作ってみたい」
「透明水彩を使ってみたい」
そんな方は、今回ぜひ参加してみてください。

定員は6名、先着順です。
この機会を、どうぞお見逃しなく。

お待ちしております!

(ミノオカ)


2015年9月16日水曜日

9月のズビラボ神戸は「絵本と紙芝居」

こんにちは、ズビラボです!

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*はじめての方は、まず
総合案内所のページへどうぞ。
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さて、

今週末の9月19日は
ズビラボ神戸です。

今回の「おズラ」は
ズペシャルプログラム、
「絵本と紙芝居」。


様々な紙芝居を上演
しながら、絵本の特質にも
迫っていきます。

いつか覗いてみよう、と
思っている方は、ぜひ今回!

連休初日の土曜日、
どうぞ気楽に覗いてみてください。

絵本を勉強する気がない方も、
習い事はあまり好きでない方も、
見学だけでもOKですので、
今回だけでも一度覗いてみて
ください。



*画像は、2013年の東京で、小中学校の
図工美術の先生方対象に行った
「絵本と紙芝居」のワークショップの
様子。今回は、このプログラムをベース
にして行います。


お申込みはコチラ↓
https://zblab-kobe.doorkeeper.jp

この機会に、ぜひぜひ
ミノオカに会いに来てくださいね!

WEBサイトも参考に↓
http://zblab27.wix.com/zblab

ーーー
お知らせ(9/27)

ズビラボ神戸の「おズラ」は
このスペシャルプログラム
「絵本と紙芝居」の回で終了となりました。

関西方面の皆さんに、絵本創作の考え方を
通して「創作することそのもの」の楽しさ
ときっかけを伝えたいと願い、思い切って
始めた時間でしたが、残念ながら参加者が
集まりませんでした。

また、好評の「こズラ」(こども美術教室)
との連携で、特に大人の方に創作を
もっと楽しんでいただきたい想いも
ありました。子どもの豊かな創作機会を
より充実させるためにも、大人こそが
創ることをもっと楽しむことが重要だと
考えていたからです。

今後は、ミノオカの主旨を理解していただき、
熱心にズビラボ神戸に通っていただいている
メンバーを軸に「絵本ゼミ」の形式で関西での
活動は続けてまいります。
機会があれば参加しようと思ってくださって
いた方々には申し訳ありませんが、新規参加者
の募集はいたしませんので、どうぞご理解ください。

まだズビラボ神戸は、子ども教室を軸に続いて
いきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(ミノオカ)