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6月28日(日)に行われたズビラボ目黒。
その「こズラ」=こども美術教室2回目
の様子をお知らせします。
まずは、前回メンバーになった子たちに
待望のメンバーズカードを渡しました。
名前と、顔絵(似顔絵じゃなくてその子の
イメージを勝手にプラスしてます。)
(↑メンバーズ特典です。太っ腹!)
さあ、始まります。
まずはアイスブレイク。
紙コップです。
ちょっとわかりにくいんですが、
机の上、床に全てシートやクラフト紙が
敷いてあります。
もうこの時点で「なんだこりゃ〜。
何すんの〜?」な状態だったので、
紙コップが出て来た時点で「?」が極まってます。
はい、予想通り、紙コップは積んでいきます。
大人も巻き込んで、子どもvsおとなチーム!
どっちが高く積むかゲーム。
実はコレ、最初だけでも保護者に参加してもらう
ための仕掛けでもあります。
みんな夢中で笑顔になるとイイ雰囲気に。
お約束で、こどもの勝ち〜。
壊すのもお楽しみ。
ホントのブレイクですね。
紙コップは、それぞれ5個くらい取って、
シナベニアの板が一枚つつ。
それに、プラスチックのペインティングナイフ。
(本物も見せます(赤矢印)。コレも大事)
ペニア表面のツルツルした触り心地、
ペイティングナイフの手触りを、まずは
楽しんで感じてみます。「料理するの?」の声も。
この順々に素材や道具を出していくのは
ワクワク感を高める仕掛けです。
これは、少人数だからこそできること。
もちろん、最初に道具を揃えて期待感と予想を
高める方法もあります。
絵具や素材を出していくと、今度は「何描くの?」。
リンゴ、サクランボ、モモ、です。
まずは香りをクンクン。
その「見えない」「香り」を絵にします。
せっかくのペインティングナイフなので、
絵具にもひと工夫。
細かい白砂にでんぷん糊を混ぜていきます。
これをメデュウムにして、色素を加えると
特性絵具の出来上がり。
自分で絵具を作っていくのは楽しい作業です。
後は、壁塗り(笑)の要領で描いていくだけ。
筆は使わないので、細かい作業はできません。
最初はみんな、おっかなびっくり。
とにかく「香り」「におい」ですから、何を描いても
OKです。実はそれがホントの狙いだったりします。
今回は、自分で絵具を作ってザラっとした感覚を
味わいながら塗り込んでいくのを楽しむのが大事。
それぞれのペースで、塗っていきます。
紙皿はパレットに。
道具や素材だけ見ると、女の子はお料理気分、
男の子は壁塗り職人気分なのかもしれません。
↑彼女は今回の最年少。そして初参加。
ですが、臆することなく淡々と、しかも大胆に
塗っていきます。さらに用意してあったバルサ材の
木っ端も次々に張り付けて迷いがありませんね。
集中力も素晴らしくて、大物の雰囲気があります。
↑対して最年長の5年生。
とても繊細で、様々な色を大切に、考えながら
配置しています。
実は「香りを描く」という題材を伝えると、
「学校でやった」とこっそり伝えてくれました。
いろんな制作経験や方法を自分の中に取り込んで、
切り口の違いを楽しんでくれるとイイなぁ。
↑最初は同じ色を丹念に塗り込んでベースを
作っていた彼。納得したら次の色、次の形と
のせていく過程が興味深いです。
完成品よりも、この制作過程こそが大事。
それぞれが、自分の行程を創造していきます。
特に今回は、特性絵具を作るのが楽しかったようで、
白砂を「塩」とか「お砂糖」とか表現していました。
見立て遊びの要素も入ってましたね。
それにしても、シートを敷いておいてよかった(笑)。
「完成」と思ったら、恒例の記念撮影。
この子も、今回が初参加。始終楽しそうな笑顔が
とても印象的でした。作品も、自分なりのバランスが
とれていて、安定して楽しんだ様子が絵から伝わって
きますね。
他の子もそれぞれ個性的、同じものがありませんでした。
すぐには乾かないので、持ち帰りがちょっと大変ですが、
いろんな「香り」が見えてくる作品ばかりでしたよ。
完成したら、もちろん後片付け。
皆で協力しないと終わりません。
はい、キレイに出来ました。
手を洗ってから、落ち着いてお菓子タイム。
ゆっくりクールダウンして終了です。
次回のズビラボ目黒は、8月9日(日曜日)。
みんな、また来てね!
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